チーフデザイナーの僕がデザイナーの採用面接をした話

クリエイティブ系転職のいろは

こんにちは!今回は転職お役立ち情報第1弾として、

デザイナーの採用面接の様子を記事にしてみました。

 

私はチーフデザイナーをやっているのですが、社内のデザイン体制強化のため、

中途採用の面接に、面接官として参加させていただくことになりました。

 

そこでの面接の質問事項や様子を踏まえて、

どんな人を採用したいと思えるのか

まとめてみました。

 

採用側から見た中途採用で重視したポイント

 

今回の中途採用で重視するポイントとしては

現場で一緒に働いて問題がないか、一緒に働きたいと思えるか

を最重要ポイントとしました。

 

正社員中途採用でしたので技術レベルはある程度できる方前提での採用でした。

ポートフォリオも文句なしでしたので、面接内容で何か参考になればと思います。

 

※実務未経験WEBデザイナーのポートフォリオの作り方については
別の記事で紹介しますね!

 

実際の面接での質問を紹介!

 

実際僕が採用側として質問した内容を一部紹介します。

プライバシーに関わる情報をなくしています。

様々なデザイナー面接で参考になるのではないかと思います。

 

1.学生の時から今までクリエイティブの分野で勉強・仕事をやってきた理由はなんですか?

面接を進める中で、学生の時から何かをデザインを作ったり、
モノづくりが好きなのが分かったので、そのきっかけを知りたくて質問しました。

 

2.ワードプレスは使えますか?

これは単純に業務で使う場面が多々あるので技術的に
どのぐらいできるのか質問しました。

 

3.デザイン制作でこれだけは外せない、自分で強みと思えるようなこだわりはありますか?

入社したとしてその強みを最大限活かせてさらに伸ばせるような
ロードマップを作りたいので質問しました。

 

4.デザインやる中で自分の好きなテイストやこだわりを提案していきたい時もありますか?

可愛いやポップ、綺麗目などのどんなデザインにも対応できて欲しい意味で質問しました。

やはりクライアントからお仕事を受注するのがメインの会社の場合なら、
どれだけ寄り添えるかが重要なので、
「こういうデザインが好きで、自分らしさを出せるのでこだわりたい」など
個人の色が強すぎるとあまり良い印象は持ちません。

個性は持ちながらも第一にクライアントに寄り添って課題を解決すること
そのためにはどんなテイストのデザインでも制作できると
人材価値は高いと思います。

 

5.何か今後の目標があったら教えてください

今後のビジョンがはっきり見えているかどうか、
自分のキャリアについて考えているかどうか聞くために質問しました。

「〜年後にはこうなっていたい。」
具体的な年数も言えると良いですね。

そこから、
「それまでに小ゴールとしてこんなことに取り組むことが必要だと考えています。」
など話の展開もしやすくなると思います。

 

6.WEBデザインがしたいのか、デザインをしたいのか?

デザイン的目線で問題解決をするという広い意味で「デザイン」がしたいのか、
「WEBデザイン」でコーディングや画像制作などの制作的な意味で
デザインをしたいのかという意味で質問しました。

僕自身デザイナーはビジュアル作りだけではなく、
もっと大きな課題として捉えてくれている方が良いなと思いました。

 

7.ポートフォリオについての感想や作品についての質問

デザインとは言ってもWEBやチラシ、名刺、イラストなど多岐にわたるので、
その中でも得意な分野があるか詳しくお話しを聞かせていただきました。

 

 

好印象だと思った3つのポイント

 

言葉使いが丁寧で明るくはきはき

質問に対してはい、いいえだけではなく、

コミュニケーションを取りたいので、

話せるものはどんどん話して良いと思います。

もちろん会社の風土にもよると思いますが、

かしこまったものよりは

「お話のような面談」

ができると、話の展開もできて人となりも分かりやすいです。

 

ポートフォリオで各作品ちゃんと説明できて、
個性も話せる

デザイナー面接や書類選考で特に大事なポートフォリオ。

あなたがどんな作品を作るのか、どんな技術があるのかを知る手がかりなので、

ほぼ必ず面接では内容を聞くと思って良いでしょう。

 

作品の説明で話せると良いこと

僕自身の就活経験では、ポートフォリオは面接官がみる時

ざっと軽くみる程度が多かったです。

 

  • 作品のコンセプト
  • なぜこのデザインにしたのか
  • どのぐらいの時間をかけたのか
  • どこにこだわりを持ったのか

 

この部分はポートフォリオに書いていれば大丈夫ですが、

聞かれたらすぐに答えられると良いと思います。

 

個性を話せるとなお良い!

面接の際には

ポートフォリオに書いていない個性の部分

話せると大チャンスだと思います。

 

例えば・・・

・こういうテイストは得意(綺麗め、アメコミ風、雑誌風etc…)
・ロゴデザイン制作は鉛筆で手書きからやる
・制作前には必ずブレストを行う
・書体はよく「リュウミン」を使う

 

などなど…デザイナーらしいユニークな部分を話してみると良いですね。

ポートフォリオの話になった時はここら辺を織り交ぜてみるとなお良いでしょう。

 

デザインが好き

普段のデザイン制作でこだわっている制作フローとか、

好きなデザイナー好きな書体などを話すタイミングがあれば

絶好の機会だと思います。

あとはモノづくりそのものに携わるきっかけになったエピソードもあれば良いですね。

例えばですが、

「友人にポスター制作を頼まれて作ってみたら大絶賛だった」

のような話が一つでもあると濃く印象が残りますね。

今回の中途面接を受けた方はここが伝わってきて非常に良かったなと思いました。

 

言葉遣いも印象に残ります!

私が今回中途採用で特に印象だったのが、

言葉の端々が丁寧

ということでした。

一緒に仕事をしてコミュニケーション取ることを

イメージした時に一番好印象でしたね。

例えば、

「さようでございます」「そうですね」「おっしゃる通りです」など、

口癖はすぐには矯正できませんが、

声のトーンを気持ち高めにするだけでも

印象がガラッと変わるので実践してみてください。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

今回は中途面接なので、「面接内容」を重点にどのような視点で

面接官は質問しているのか、実際採用側に立った時の経験をお話させていただきました。

ポートフォリオの作り方や、実務未経験でのデザイナー面接についても

随時更新していきたいと思います。

 

それでは!

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